こんにちは。
ほっぺ(Twitter: @Hoppe_log)です。
今回は自分の好きな革でトラベラーズノートみたいなカバーを作ってみたので、その作り方をご紹介します。
本家が4,000円くらいするのに対して、手作りなら2,500円ほどでいけちゃいます。
しかも好きな色・サイズで作れちゃうのでめっちゃおすすめ。

レザークラフトをしたことがない人でも、縫う作業がないので簡単にできちゃうので安心してくださいね!
トラベラーズノートが好きな方にも、気になっているけどなかなか手が出ない方にも、本家に好きな色・サイズがない方にもおすすめの手作りトラベラーズノート風カバー。
ぜひこの記事を読んで作ってみてくださいね。

出来上がりましたらぜひTwitterやインスタなどで見せてくださいね!
それではいきましょう!
今回作るトラベラーズノート風カバーがこちら

まずは出来上がったものをご覧ください!

前回はロロマレザーで作成しましたが、今回はセドナレザーを使ってみました。
厳選されたステアハイドを100%植物性のタンニンで鞣した牛革。
表面には仕上げ剤を使っていない素上げで、オイルがたっぷりと中に染み込んでいるため、使い込むとツヤが出る。
固めのしっかりした革で作りやすそうだなと思いこの子に決めました。
経年変化が楽しみなキレイな革です。

色は最近お熱の推しカラーです笑

挟んでいるのはA6サイズのノート。
パスポートサイズのトラベラーズノートも使用していますが、小さいなあと感じていたためほんの少し大きくしてみました。

コバとトコもしっかり処理してなかなかクオリティの高いカバーができたんじゃないかな?と思います。
ノートはみ出してますけど笑
今回の記事ではこのトラベラーズノート風本革カバーの作り方を詳しくご紹介しちゃいます。
とっても簡単なのでぜひ作ってみてくださいね!

予算:2,500円くらい
作成時間:1時間半くらい
必要な材料・道具
今回用意した材料・道具はこちらです。

- 革(15×30センチ、1.6ミリ厚)
- ゴム(約100センチ使いました)
- トコプロ(コバ・トコの処理をするなら)
- ゴムハンマー
- ハトメ抜き(10号)
- 物差し(金属製がおすすめ)
- カッター
- カッターマット、分厚い雑誌
- ガラス製の容器(コバ・トコの処理をするなら)

リンクがあるものはAmazonに飛びます。
革は使うノートより一回り大きいと安心

私はあらかじめ切ってあるレザーを使うのでノートにピッタリです(笑)

そしてあのはみ出しノートが生まれます…笑
少なくとも幅には1.5センチほどの余裕を持たせましょう。
高さは案外なんとかなります。
複数のノートを挟みたい場合はもっと大きい革を使用するのがおすすめです。
ゴム紐はハトメに通る太さのものを選びましょう
案外忘れがちなのが、革に開ける穴のサイズとゴム紐の太さです。
一本しか通さないのならピッタリでも問題ありません。
ですがノートを閉じる用のゴムのように2本通す場合に焦ります(経験談)。
かといって細すぎるとノートがずれやすくなってしまったり、革に跡がついてしまったりするので難しいところ。
最悪付け替えられるので気軽にいきましょう。

私は色にこだわりすぎて、結果的に3ミリの太めゴムになりました。
ハトメは10号を使用してピッタリサイズです。
作り方
このカバーは簡単に5ステップで作れちゃうんです。
縫う工程がないので、レザークラフトに縁がなかった方でも簡単に作れちゃいます。
- ノートに合わせて革をカット
- トコとコバの処理
- ゴム紐を通す穴を開ける
- 革を半分に折る
- ゴム紐を通す

画像たっぷりでご紹介しますね!
1.ノートに合わせて革をカット
まずはノートに合わせて革をカットしましょう。
ここで大切なのは上下に余裕を持たせること。
この画像では5ミリほど開けていますが…


結局横からノートがはみ出ました!!!!笑
大きければ切れば良いですが、小さいとどうしようもありません。
同じようなノート1冊を挟むのなら、15ミリほど開けたらいいと思います。

ちなみに高さ(縦)はピッタリでも案外大丈夫でした。
肝心のカットですが、レザークラフト用のカッターじゃなくてもOK。
私は普通の100円カッターで切りました。
とにかく直角・真っすぐに切れば綺麗に見えます。大丈夫。
切る前に金属製の物差しなどで跡をつけておくと切りやすいのでおすすめです。



綺麗に切れました。幸先がいいです。

とか言っていますがこの時点で失敗しています。ギャグかな?
2.トコとコバの処理
次に革の側面(コバ)と裏面(トコ)をトコプロで処理します。
処理しなくてもそれはそれでワイルドでかっこよくなります。
この辺りは好みですね。

ちなみに本家トラベラーズノートは少しだけ処理されている感じですね。
全く処理をしないとざらっざらのケバケバになります。
私は処理してツルツルになっているのが好みなのでやります。
トコプロのような処理剤と磨く道具を用意します。
この道具も専用のものがありますが、ツルツルで固くて汚れてもいいもの(掃除できるもの)ならなんでもOKです。

私はガラスのインク瓶を用意しました。
コバの方がよく見えるので汚れてしまわないように、先にトコの処理をしていきます。
処理は簡単。
トコプロを均一に塗りたくり、乾く前にピカピカになるまで磨くだけです。
トコ処理

処理前のトコです。
少しケバケバしています。

トコプロを塗りたくります。
ゆるいボンドのようなテクスチャなので物差しで塗りました。
指で塗るのが量の調節がしやすいのでおすすめしたいですが、ベッタベタにはなります。

塗れました。
…真っ白ですね。
ここまで多く塗らなくて大丈夫です。
そうしたら乾く前にガラスで磨きます。

…つけすぎましたね(笑)
前述した通り指でつけた方が塗りすぎが防げます。

余分なトコプロを取り除きました。
ここからガラスでゴリゴリ磨きます。

乾くまで磨いたのがこちらです。

ピッカピカのツルッツルになりました。
トコプロを塗った時のムラができてしまいましたが、表からは見えないのでOKとします。
コバ処理
同じようにコバにもトコプロを塗ってガラスで磨きます。
こちらは必ず指で塗りましょう。
量が多いと表面や裏面にもついてしまうので気をつけて塗っていきます。


余計なところについてしまったら、すぐにティッシュなどで拭いましょう。
一辺塗ったら、乾いてしまう前にその辺を磨いていきます。
塗る→磨く→塗る→磨く…をどんどん繰り返していけばOKです。
こちらがコバ処理前。

そこから処理をするとここまで変わります。

見た目だけではなく手触りが大きく変わります。
コバはかなりデザインにも影響するので満足するまで磨きましょう。

とはいえトコとコバの処理は後からでもできます。
とりあえず作ってみてから決めてもいいかもしれませんね。
3.ゴム紐を通す穴をあける
次にノートをつけるためのゴムと、ノートを閉じるためのゴムを通す穴を開けましょう。
今回はトラベラーズノートを参考にこのような穴を開けることにします。

- ノートを挟むためのゴム用穴を上下で1つずつに。
(革のサイズがノートにピッタリなので) - ノートを閉じるためのゴム用穴を裏面ではなく背表紙中心に。
(書く時にデコボコするのが嫌いなので)

この辺りは自分が使いやすいようにデザインしましょう。
手作りだからこそできることですね。
穴を開ける時は、ハトメ抜きとハンマーを使います。

ハトメ抜きがない場合はドライバーやネジで頑張ってもいいかもしれませんが、キレイに作りたいのならしっかり用意しましょう。
1000円あれば買えちゃいます。

他のレザークラフトグッズはともかく、ハトメ抜きだけは用意しておきたいですね。
そのまま打ち抜いてもいいですが型紙を作っておくと安心です。
前回は作らずにやって悲しいことになったので、今回はしっかり作りました。

この型紙を革の表面に固定して穴を開けます。

必ず表面側からハトメ抜きを使うようにしましょう。
穴を開ける時にはハトメ抜きをハンマーでガンガン叩くので、結構な音と衝撃が出ます。
下に分厚い雑誌などを置いておくと安心です。

ハトメ抜きを上からハンマーで叩き、手を離してもしっかり刺さっていれば穴が開いている証拠です。
そこまで力を入れなくても簡単にできます。

無事にまっすぐ穴を開けられました。
4.革を半分に折る
穴が開けられたら、半分に折って跡をつけておきましょう。
セドナレザーは簡単に曲がりグセがつきました。エライ。

5.ゴム紐を通す
ノートを用意しちょうどいい長さのゴムを通します。

このA6サイズのカバーで100センチあれば足りました。


ノートを実際につけながらキツさを決めましょう。
ここだけはなかなかお伝えしづらいので時短していきます笑


私はここから穴を開けて色々弄ってます。
画像の3つに加えてさらに4つ開けました。
うまいこと出来たら完成です!
自分だけのトラベラーズノート風カバーを作れました!

ツッコミどころはあるものの、自分の好きな色で好きなサイズの自分だけの本革ノートカバーが完成しました。
レザークラフトと聞くと難しそうですが、この作り方は縫うことがなく切って磨いて穴を開けるだけなのでとっても簡単。
今回ご紹介した方法で作ればあっという間に作れます。

私の失敗を糧にしてくださいね!!笑
材料費は2,500円もあれば十分ですし、自分の好きなように作ることができちゃいました。
もし自分好みの革を見つけたり、本家にはない色のノートカバーが欲しくなったらぜひ作ってみてくださいね!

作れたらぜひTwitterで見せてください!
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