こんにちは。ほっぺ(Twitter: @Hoppe_log)です。
2022年11月に発売されたボールペン『サクラクラフトラボ007』はご存知でしょうか?
今回はサクラクラフトラボ007を3週間使って分かった良いところと少し残念なポイントから互換性のあるリフィルについてご紹介します。
この記事を読めばサクラクラフトラボ007のリアルな使い心地が伝わることでしょう。
購入を考えている方はもちろん、悩んでいる方、購入するボールペンを探している方はぜひ参考にしてみてくださいね!
文房具好きさん必見!雑誌『趣味の文具箱』が無料で読めるチャンス!
文房具の最新情報や知る人ぞ知る名品を知りたい人に
おすすめの雑誌『趣味の文具箱』が
Kindle Unlimitedなら初月無料!2ヶ月目以降も月々980円で読み放題!
無料期間中の退会も可能なので気になる方は登録してみては?
サクラクラフトラボとは?
サクラクラフトラボとは、クレパスやクーピーでお馴染みのサクラクレパスさんから発売されているボールペンです。
『かいていてワクワクする、もっていてドキドキする、子どものころの無邪気な気持ちを思い起こさせ、いつまでもペンを走らせていたくなる。』
そんなコンセプトで生まれたサクラクラフトラボは、大人に「かく」喜びを届ける筆記具開発ラボとして、大人の感性を刺激する筆記具を開発し続けています。
![](https://hoppe-log.com/wp-content/uploads/2022/12/0A033A21-B98A-483F-A5E6-B9539213284D-1024x320.jpeg)
現在サクラクラフトラボからは001、001s、002〜007と全8種類の製品が発売されています。
中でも、クーピーをイメージしたデザインの002、上から見ると桜の花の形に見えるデザインの005などはその可愛いデザインとシリーズの中では比較的安価な価格設定から、主に女性からの人気を誇っています。
![](https://hoppe-log.com/wp-content/uploads/2022/12/2057A9A6-D8AF-4AB7-A35D-B72A3EA3E497-1024x564.jpeg)
![](https://hoppe-log.com/wp-content/uploads/2022/12/EB3AAD7C-090D-4148-9528-553DC0365CF6-1024x645.jpeg)
今回この記事で紹介するのは、ついこの間発売されたばかりの「サクラクラフトラボ 007」。
007は、001のDNAを受け継いだモデルで、サクラクラフトラボ初の細軸ボディです。
これまでにない細身のボディとモダンなデザイン、情緒感にこだわった柔らかな軸色の回転式単色ゲルインキボールペンです。
![](https://hoppe-log.com/wp-content/uploads/2022/12/A25A64D0-720D-4519-9EDB-90BAFC1B77CC-1024x470.jpeg)
カラー展開は、ストーミーグレー、セージグリーン、ディジョンイエロー、ミッドナイトブルー、プラムワインの5色。
どれも落ち着いた大人色ながらも、個性が輝くカラーバリエーションです。
価格は4400円(税込)。
![](https://hoppe-log.com/wp-content/uploads/2022/12/FECA9C6F-573C-46B8-962E-FC6A7B10F88B-1024x731.jpeg)
写真たっぷりのビジュアルレビュー
![](https://hoppe-log.com/wp-content/uploads/2022/12/C7402763-EA1E-48DA-A7A8-C25691AF5CF1-1024x768.jpeg)
パッケージはシンプルな黒のボックスです。
高級感があるデザインなのでこのままプレゼントしてもいいですね。
![](https://hoppe-log.com/wp-content/uploads/2022/12/98DB248E-55F6-4179-A7B6-AD93318F3355-1024x768.jpeg)
私はディジョンイエローを購入しました。
内容物はボールペンと取扱説明書のみです。
![](https://hoppe-log.com/wp-content/uploads/2022/12/1296CB37-B4F8-4B18-A11A-926074F1B9EB-1024x768.jpeg)
ペン全体がこちら。
凹凸のないスリムなボディで、男女問わず使える大人なデザインです。
弾丸のようなフォルムもたまらないですね。
ペン先を出す時には、中央より少し下にあるローレット部を回します。
![](https://hoppe-log.com/wp-content/uploads/2022/12/896D91E1-2B64-4DB3-BE3C-670AEEBE0B12-1024x768.jpeg)
黄色のボディ部はアルミ製、クリップは真鍮製です。
本体の一番上にクリップがついています。
クリップ自体もシンプルながらも直線的なデザインでシャープな印象です。
![](https://hoppe-log.com/wp-content/uploads/2022/12/10BFBCCE-0EC0-4E26-9FB0-4D0E69118FE6-1024x768.jpeg)
グリップも真鍮製。
膨らみやくぼみのない直線的なデザインです。
![](https://hoppe-log.com/wp-content/uploads/2022/12/977F945B-C588-4B41-B7A1-B72B83152823-1024x768.jpeg)
頭冠部にはサクラクレパスのサクラマークが印刷されています。
![](https://hoppe-log.com/wp-content/uploads/2022/12/4A8F775E-984B-477B-B923-2BE34C1D6EEC-1024x768.jpeg)
サクラクラフトラボ007は全長132ミリ、軸径9.5ミリと短く細いボールペンです。
同じような単色ボールペンと比べてみると1センチほど短く、一回り細いことがお分かりいただけると思います。
![](https://hoppe-log.com/wp-content/uploads/2022/12/F91BFF09-1C5D-4DDA-A6C9-258DF0726913-1024x768.jpeg)
分解してみました。
軸をくるっと捻るだけなので芯の交換も簡単にできます。
また、インクの色はブラック、ボール径は0.5ミリです。
サクラクラフトラボ007のお気に入りポイント
3週間愛用してきて感じたお気に入りポイントは以下の5点です。
一つずつ見ていきましょう。
- 凹凸の少ないシンプルなデザインと高めのクリップ
- 回転式が苦手な人でも使える設計
- 純正リフィルの書き味とカラバリが最高
- 本体の重みでヌルヌル書ける
- 使用と共に育っていく経年変化
凹凸の少ないシンプルなデザインと高めのクリップ
![](https://hoppe-log.com/wp-content/uploads/2022/12/4DC9647A-AD55-43A5-BE01-F59BB539A85D-1024x768.jpeg)
凹凸がなくストンとしたフォルムが好きな人にはたまらないデザインです。
なかなか珍しいデザインなのではないでしょうか?
![ほっぺ](https://hoppe-log.com/wp-content/uploads/2022/07/05CA02B9-35C1-4F2A-B506-98E0B9D2A5A9.jpg)
とてもシャープなシルエットがカッコ良すぎます。
![](https://hoppe-log.com/wp-content/uploads/2022/12/E74B995F-274B-4106-834E-0DC7E6E09FD6-1024x768.jpeg)
![](https://hoppe-log.com/wp-content/uploads/2022/12/C4F02F1B-D054-4AC3-9422-070E74ED57C1-1024x768.jpeg)
また、クリップが一番上についているため手帳や胸ポケットなどに刺した時に頭が飛び出しません。
不格好にならずスッキリ収まるボールペンを探している人にはかなりおすすめです。
回転式が苦手な人でも使える設計
思い立ったらすぐ書き始めたい人にとって、回転式のボールペンは天敵です。
私もそのタイプで、見た目や書き味が気に入って購入しても気がついたらペンケースの底に…なんてことも少なくありません。
ですが、このサクラクラフトラボ007は回転式にも関わらず全く問題なく快適に使えています。
その理由はペンの短さと回転させる部分の小ささにあります。
![](https://hoppe-log.com/wp-content/uploads/2022/12/A3D63D30-9CC7-4811-B918-5933E6BF334E-1024x768.jpeg)
サクラクラフトラボ007は短く、回す部分も下から4.5センチほど。
小指でグリップ部を握り込み、親指と人差し指でクリップをつまんでくるっと回すと片手でペン先を出したりしまったりができちゃうんです。
サクラクラフトラボ007には興味あるけど、回転式はちょっと…なんて思っている方はぜひ店頭などで片手で回せるかチャレンジしてみてください!
もし片手でペン先を出せたら回転式でもすぐに書けて面倒もないのでおすすめですよ!
純正リフィルのインクの書き味とカラバリが最高
純正リフィルはブラック、ブルーブラック、ブラウンブラック、ボルドーブラック、グリーンブラック、漆黒の6色で展開されています。
今流行りの少し色味のある黒インキが揃っているため、どのシーンでもさりげなく個性を表現できます。
![](https://hoppe-log.com/wp-content/uploads/2022/12/1074A5B6-EB1A-416B-9CD2-38FDFDBA5F05.jpeg)
![](https://hoppe-log.com/wp-content/uploads/2022/12/2E4A058F-C91D-4C6A-AEEB-7D330751647C-1024x768.jpeg)
サクラクラフトラボ007と一緒に購入してきた5色はこんな感じです。
(グリーンブラックは品切れでした…)
どの色もうっすら青や茶、赤の色味が載っているのがわかると思います。
肉眼で見ると、「黒だけどちょっと明るい…?」くらいのものなのでビジネスシーンにもある程度は問題なく使えるのではないでしょうか。
想像よりブラックと漆黒の差が顕著でびっくりしました。
![](https://hoppe-log.com/wp-content/uploads/2022/12/015BE9E5-7706-4FC7-9AB9-170A20043EEC-1024x768.jpeg)
サクラクラフトラボのペン先は全て0.5ミリです。
しかしインクの出がかなり良く、他の一般的な0.5ミリよりもかなり太く・濃く書けます。
![ほっぺ](https://hoppe-log.com/wp-content/uploads/2022/07/05CA02B9-35C1-4F2A-B506-98E0B9D2A5A9.jpg)
同じボール径とは思えませんよね。
本体の重みでヌルヌル書ける
めっちゃ低重心というわけではありませんが、サクラクラフトラボ007は本体の重みを使って文字を書いていくようなボールペンです。
どちらかというと、ボールペンよりも万年筆やローラーボールペンに近い書き味をイメージしてもらうと想像がつきやすいでしょう。
書き味のいい水性ゲルインクを最大限に生かす構造ですね。
![](https://hoppe-log.com/wp-content/uploads/2022/12/5181D174-8BA3-4727-B286-17BC488A30DF-1024x768.jpeg)
使用者と共に育っていく経年変化
サクラクラフトラボ007は育つボールペンです。
というのも、クリップとグリップが真鍮製なので、革製品のように使用していくことで経年変化を楽しむことができるんです。
![](https://hoppe-log.com/wp-content/uploads/2022/12/8023E8A0-6663-4D74-843C-3DB000F05A88-1024x768.jpeg)
こちらは購入日に撮影したサクラクラフトラボ007。
グリップを見ると、顔が映り込んでしまいそうなほどにツヤツヤと輝いています。
![](https://hoppe-log.com/wp-content/uploads/2022/12/47ED635A-C621-4D56-BA0A-9592B4923BC0-1024x768.jpeg)
そしてこちらが3週間ほど使ったサクラクラフトラボ007。
全体的にくすんでいい味が出ていますよね。
このように、サクラクラフトラボ 007は経年変化していくことで、自分だけの1本に育っていくボールペンなのです。
ちなみに元のピカピカの質感がお好みの場合、金属研磨剤やクロスなどで磨くと元の輝きを取り戻すこともできます。
![ほっぺ](https://hoppe-log.com/wp-content/uploads/2022/07/05CA02B9-35C1-4F2A-B506-98E0B9D2A5A9.jpg)
元の金色が派手なのが気になる方も、経年変化で落ち着いた質感になることも踏まえて検討すると良いかと思います。
サクラクラフトラボ007の少し残念なポイント
「ペンが細身で手に合わない」といったような個人の好みに関すること以外の私が少し残念に感じたポイントは以下の3つです。
手が金属臭くなる
グリップが真鍮製なので、握るたびに手が金属臭くなります(笑)
使いたては華なり気になりますが、3週間経った今は全く問題ありません。
![ほっぺ](https://hoppe-log.com/wp-content/uploads/2022/07/05CA02B9-35C1-4F2A-B506-98E0B9D2A5A9.jpg)
真鍮だから仕方ないっちゃ仕方ない
インクの出が不安定になることもある
基本的にはヌルヌル書けますが、書き始めや気温が低い時などは掠れることがあります。
また、個人的にはロルバーンと合わせて使うと掠れる頻度が高いかなと感じました。
他のメーカーのボールペンと比べると掠れる頻度はかなり高めなのは否めません。
シンプルに替え芯が高いしボール径が0.5ミリだけ
替え芯は1本220円(漆黒のみ275円)です。
どこでも購入できるわけでもありませんし、まとめ買いしようとすると決して軽い負担ではありません。
![ほっぺ](https://hoppe-log.com/wp-content/uploads/2022/07/05CA02B9-35C1-4F2A-B506-98E0B9D2A5A9.jpg)
3種間毎日ガシガシ書いていて、まだなくなる気配もありませんが。
また、ボール径は0.5ミリだけですし、前述したように一般的な0.5ミリよりもかなり太くかけてしまいます。
細い書き味が好きな方や、小さく書きたい方にとっては純正リフィルは向かないかも知れません。
![ほっぺ](https://hoppe-log.com/wp-content/uploads/2022/07/05CA02B9-35C1-4F2A-B506-98E0B9D2A5A9.jpg)
そんな方は互換性のある他の替え芯に入れ替えて使うのもおすすめです。
サクラクラフトラボ007の替え芯の互換性について
サクラクラフトラボ007は、001などと同じリフィルが使用されています。
001に関しては先人たちが互換性のある商品を報告してくださっていますが、その中には「001には使えたけど007には使えないもの」もたくさんありました。
身近なもので試してみた結果、001では互換性があったユニボールワン、ユニボールシグノ、単色ジェットストリーム、個人的に入って欲しかったサラサ、エナージェルはいずれも軸に入りませんでした。
![ほっぺ](https://hoppe-log.com/wp-content/uploads/2022/07/05CA02B9-35C1-4F2A-B506-98E0B9D2A5A9.jpg)
同じリフィルを使うのに内部の構造は少し違うんですね…要注意です。
サクラクラフトラボ007との互換性が確認できたのは、ブレンやスラリなどのゼブラ製品に入っている替え芯(EQシリーズとNCシリーズで確認)と、同じサクラクレパスさんから出ているボールサインノックの替え芯です。
どれもカットが必要ですが、元々入っている芯に合わせてハサミでチョキンと切るだけで大丈夫です。
![](https://hoppe-log.com/wp-content/uploads/2022/12/95F1D0B6-4DD7-40A1-AF32-A62DED778F74-1024x768.jpeg)
![](https://hoppe-log.com/wp-content/uploads/2022/12/277A36B7-0EDE-41C5-A4FE-BD6995A50FCF-1024x768.jpeg)
個人的はボールサインノックの替え芯が元々の純正リフィルと書き味が似ていながら細くかけて掠れにくくおすすめです。
ゲルインキが好きな人はボールサインノック、ジェットストリームのような低粘性の油性ボールペンのような書き味が好きな人はゼブラ(単色ブレンやスラリなど)の替え芯を試してみると良いと思います。
サクラクラフトラボ007は見た目よし、書き味よしのボールペン
- ヌルヌル書けるゲルインキボールペンが欲しい
- モダンなデザインのボールペンを探している
- 金属軸でシンプルなデザインが好き
- 真鍮製の経年変化するボールペンに魅力を感じる
- ボールサインノックの高級軸として使えるボールペンを探している
- 手帳から頭が飛び出ないボールペンが欲しい
サクラクラフトラボ007はまだ流通数が少ないのか、Amazonや楽天などでは購入できません。
オンラインならヨドバシカメラの通販サイトで購入できますし、店舗ならロフトや大型文具店などで手に入ります。
ぜひ少しでも興味がある方は店頭で試し書きをしてみてくださいね!
好きな人にはとことんブッ刺さるボールペンです。
もし質問等ございましたら、Twitter(@Hoppe_log)や質問箱などからお気軽にお声掛けください。
![ほっぺ](https://hoppe-log.com/wp-content/uploads/2022/07/05CA02B9-35C1-4F2A-B506-98E0B9D2A5A9.jpg)
最後までご覧いただきありがとうございました。
よろしければまた次の記事でお会いしましょう!
コメント