こんにちは。
ボールペンはノック式派のほっぺです。
今回はサクラクラフトラボシリーズ最新製品『サクラクラフトラボ008』をレビューしていきます。
実際に2ヶ月以上使用している筆者だからこそ伝えられる「お気に入りポイント」と「少し残念なポイント」に着目し、より詳しくサクラクラフトラボ008について掘り下げていきます。

購入を考えている方は、後悔しないためにもぜひ最後までご覧くださいね!
商品紹介

サクラクラフトラボ008は2023年11月に発売されたノック式ボールペン。
ジャズのフリーセッションをイメージしたデザインで、「自由を、奏でよう。」をキャッチコピーとして開発されました。

「かく」を、もっと自由にするボールペン。
それがサクラクラフトラボ008です。
ビジュアル
まずはサクラクラフトラボ008のビジュアルを見ていきましょう。

私が使用しているのはビバップブルーというカラーです。

全体的にシンプルでかっこいいデザインです。


金色の部分は真鍮、青い部分はアルマイト染色によるアルミ軸になっています。


直線的でスリムなフォルムです。
グリップ部が窪んでいたり膨らんでいない、シームレスなデザインがスマートさを演出しているように思えます。

個人的にめちゃくちゃ好きです。
ノック部にはサクラクラフトラボ定番のサクラマークが刻まれています。

それだけではなく、トランペットのような管楽器のピストンバルブに似たデザインと、つなぎ目にある波紋のような繊細なデザインにこだわりを強く感じます。

長さは大体14cm。

手持ちのボールペンたちと並べてみると、多くのペンよりも1センチほど短い上に細めになっていることがわかりました。

そのおかげなのか握ってみると収まりがいいです。

ミニ6サイズのシステム手帳にぴったりのサイズです。

サクラクラフトラボ008のお気に入りポイント
2ヶ月使って感じたお気に入りポイントは以下の7点です。
- シンプルで高級感のあるデザイン
- 大人っぽいのにカラバリは鮮やか
- 真鍮の経年変化を楽しめる
- ノック式がとにかく最高
- ペン本体の重みでヌルヌル書ける
- クリップの付け根が一番上だから使いやすい
- とにかく格好いいから使っていて気分が上がる
シンプルで高級感のあるデザイン


デザイン天才すぎませんか!?
真鍮とアルミでできた、段差のないシームレスな軸。
個性的なクリップ。
トランペットのようなピストンノック部分。
金属軸ならではの心地よい重み。
高級感の塊です。
価格だけではなく、質の高さでの「高級ボールペン」を実感できます。

「いいボールペンを使っている!」感が半端ないです。
変に凝ったデザインではないのでどの場面でも使いやすく、飽きのこない長く使える一本になるでしょう。
大人っぽいのにカラバリは鮮やか
デザインはめちゃくちゃ大人っぽいサクラクラフトラボですが、そのカラー展開はとても鮮やか。

左からトライトーンゴールド・アシッドピンク・グルーヴグリーン・ビバップブルーの4色。
フェミニンなイエローとピンク、シックなグリーンとブルーですが、いずれも性別問わず使える優しい色合いだと感じました。
サクラクラフトラボはみんなそうですが、この価格帯にしてはカラバリが可愛いんですよね。
よくある黒や白、シルバーなどのいかにも…なカラーではなく、若い人も好んで使うようなカラーが目立ちます。

大人っぽいデザインと鮮やかなカラーの組み合わせが最強すぎる一本です。
真鍮の経年変化を楽しめる
サクラクラフトラボ008は握る部分とクリップ部分が真鍮という金属でできています。
真鍮はその重さと経年変化によるアンティークな風合いが特徴的な金属で、最近では文房具にも多く使用されています。

劣化すると剥がれてしまうメッキとは違い、真鍮なら磨けばピカピカに戻るんです。
真鍮の経年変化はかなり早めに進みます。
2022年12月購入、月1くらいの低頻度で使用していたサクラクラフトラボ007と比較してみました。

両者ともほぼ同じ色だった真鍮部ですが、新しい008と比べて色に深みが出ている上に金属特有の光沢が控えめになっていますね。

もっと顕著なのがクリップ部分で、こちらは色が全く違います。
黒っぽくさらに深みが際立っています。
このように、サクラクラフトラボ008も使用にともなって経年変化していくことになります。

使い込んで色の変わったボールペンは世界に一つのあなただけの相棒になってくれるでしょう。
真鍮の経年変化は酸化、つまり錆びることにより発生します。
「買いたてのような明るいピッカピカの方が好み!」なんて方は簡単にその輝きを取り戻すことができちゃいますのでご安心くださいね。
ノック式がとにかく最高

サクラクラフトラボ008は、シリーズ唯一のノック式ボールペンです。

ノック式大好きなのでそれだけでもう100点満点!!
この価格帯の高級ボールペンってツイスト式やキャップ式がほとんどなんですよね。
メモ書きや手帳に使うことの多い私はノック式が大好きなのですっとモヤモヤしていました。

同じような状態の方もいるのでは?
そして満を持してのサクラクラフトラボ初のノック式です。
最高です。

いいボールペンが欲しいけどノック式じゃないとイヤ!
そんなあなたに全力でオススメします。
ペン本体の重みでヌルヌル書ける
サクラクラフトラボ008は真鍮とアルミという金属製のボールペンです。
当然ある程度の重みがあります。

ただし、見た目からイメージするほどは重くありませんでした!
そりゃあプラスチック製の単色ボールペンに比べたら重いものの、2,000円以上するようなある程度重みのあるボールペンよりは軽いです。
実際に持ってみると驚かれるかもしれません。私はびっくりしました笑

重いボールペン特有の扱いづらさや疲れは感じません。
そしてそのちょうどいい重みが最高の書き味を生み出します。
ペン自体の重みでぬるぬる書けちゃうんです。

リフィルは今までのサクラクラフトラボと同じもので、もともとインクがドバドバでるゲルインキですが、このサクラクラフトラボ008の重みと相まって最高の書き味になります。

イメージとしては万年筆、中でも金ペンのような感覚。
書くのがめちゃくちゃ楽しくなりますよ。
ぬるぬるとした書き味が好きな人や、紙の上をツルツル滑ってしまうボールペンは苦手な人には絶対に刺さります。
クリップの付け根が一番上だから使いやすい
サクラクラフトラボ008のクリップは一番上についています。
そのため、胸ポケットや手帳に差し込んだ時などに頭が飛び出ません。

些細に思えるかもしれませんが、実際に使ってみると大きな欠点になりうるポイントだったりします。



実際に手帳から飛び出るから使わなくなったペンもありますからね笑
このサクラクラフトラボ008ならそんな心配もありません。
どんな使い方でもスッキリおさまってくれるでしょう。
とにかく格好いいから使っていて気分が上がる
使っていて気持ちがいいです。
所有欲も満たされますし、作業に対するモチベが上がります。
何かイヤなことがあっても、「でもこんなかっこいいボールペンを使っているから最高だな!」と謎にポジティブになれます。
何もやる気が起きない時も、ボールペンを使いたい一心で踏ん張れる時があります。

使っていてこんな気持ちになれる文房具が果たしてどれくらいあるのか…
持っているだけで自分の機嫌を良くできちゃう最高の一本なんです。
見た目でも書き味でも、惚れたポイントが少しでもあるのなら購入を強くオススメします。
サクラクラフトラボ008の少し残念なポイント
いいところばかりのサクラクラフトラボですが、使っているからこそわかる少し残念なポイントもあります。

こっそりお伝えしちゃいます。
ノック音は独特
ノック式は最高なのですが、そのノック音はかなり独特です。

金属同士が擦れるような、ぶつかるような、そんな高めの音です。
キンキンキン言います。
決してうるさいわけではありませんが、聞きなれない音なので違和感を感じる人はいるかもしれません。

決して安っぽい音ではありません。
最近はクセになってきました笑
手が真鍮臭くなる
真鍮製品の宿命ですね。
どうしようもありません。
ピカピカと光沢のあるうちは、ペンを握った手が金属臭くなります。
気になる人はかなり気になるでしょうし、気軽には他人に貸せなくなります。

ただずっと金属臭いわけではありません!
- 定期的に重曹で磨く(非推奨)
- 経年変化を待つ
少し調べてみたところ重曹で磨くという対処法があるようです。
ただし、重曹はアルミには向かないようなのでサクラクラフトラボ008の手入れには向きません。
(青い部分はアルミ製なので。)
おすすめの対処法は「経年変化するまで待つ」ことです。
根本的な対処にはなっていませんが、使っているうちに匂いが気にならなくなります。

先代007も全く気にならなくなりました。
耐えましょう。
試せる店舗が少ない
これは大問題。
実際に試し書きできる店舗がめちゃくちゃ少ないんです。
私の住む首都圏ですら置いてある店舗を見つけるのに苦労しました。
お値段的にもぜひ一度試してほしい商品ですが、肝心の試せる場所が少ないという…
ちなみにネットストアでも購入できる店舗が少なかったりします。
天下のAmazon様でも買えません。

「実店舗でみてから購入しよう!」と思っていたら2ヶ月経ってました笑
ネットでの購入ならロフトネットストアがオススメです。
サクラクラフトラボなら送料がタダになりますし、セブンで受け取ることもできちゃいます。

ちなみにアプリからなら在庫検索もできます。
近くに大きめのロフトがある方はお試しあれ。
純正リフィルは0.5だけ、しかも高い

純正リフィルが高い!
ゲルインキでそこそこ消費が早いのに高い!
220円もします。
しかもボール径は0.5のみです。
インクドバドバな上に色が濃いのもあってかなり太く書けちゃいます。
ただサクラクラフトラボ008の書き味が最高なのは純正リフィルだからこそ。
純正リフィル以外だとここまでのぬるぬる感は味わえないでしょう。

大人しく純正リフィルを使いましょう笑
こんな人におすすめ!
- 一生物のいいボールペンを探している
- ノック式の方が使いやすい
- 重みでぬるぬる書くのが好き
- デザインが好みに刺さった
- 書くことが多い・好きな人へのプレゼント
今回はサクラクラフトラボ008について、実際に使っているからわかるお気に入りポイントと少し残念なポイントをまとめてみました。

購入を検討している人の背中を押せる記事になっていれば嬉しいです。
一言でまとめるならビジュアル良し、素材良し、書き味良しと100点満点のノック式ボールペン。
ビビッときている方にはぜひ試してほしい一本です。
少々お値段は張りますが、ノック式の高級ボールペンが欲しい人ならどハマりすること間違いなし。
まさにお値段以上の働きをしてくれるでしょう。
気になっている方は思い切って購入するのを強くオススメします…!

最後までご覧いただきありがとうございました!
また別の記事でもお会いしましょう。
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